生理時期のデリケートな肌のスキンケア対策
生理が近づくと、肌がデリケートになることはありませんか?
- あご周りにニキビが増えた
- 普段感じない赤みや、痒みを感じる
など、肌トラブルに悩む人も多いですよね。
今回は生理が近づくと、なぜ肌がデリケートになるのかをご紹介します。毎月肌荒れに悩んでいる人も、チェックしてみてくださいね。
目次
生理が近づくと、肌の調子が変わる理由とは
生理周期と、肌トラブルは「女性ホルモン」によって大きく影響を受けています。よく「ホルモンバランスが崩れると肌の調子が変わる」と言いますよね。
女性ホルモンには
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
という、2種類があります。
肌トラブルに影響しやすいのは、「プロゲステロン」です。「プロゲステロン」は、子宮内膜を剥がれやすくし、生理を誘発する働きを持っているホルモン。生理痛や、子宮を収縮させる陣痛にも関係しています。
プロゲステロンが活発になると、肌の皮脂分泌が多くなり、古い角質が溜まりやすくなります。普段と同じスキンケアをしていても、ニキビや、肌荒れが起こりやすくなるのです。
一方「エストロゲン」は、美肌ホルモンとも呼ばれています。エストロゲンが優位になると、肌の奥にある繊維芽細胞の働きが活発になります。線維芽細胞のコラーゲンを生成する力が高まり、肌の弾力がアップ。
コラーゲンが増えることで、肌の保水力も高まり、キメの整った肌になりやすいのです。
生理前の肌はくすみやすく、顔色が悪く見られがち
子宮内膜が剥がれ落ちることで、生理が始まりますが、生理前から貧血に悩む人も多いですよね。生理前の時期は、子宮内膜をふかふかな状態にするため、体の血液が子宮に集まりやすくなります。
肌や、手・足先の細い毛細血管の流れは滞りやすくなり、肌がくすんで見えることが多いです。血液が子宮に集まっているため、体内の鉄分が足りなくなると、貧血になりやすくなります。
いつもの食事よりも、鉄分の多い赤みの肉や、魚・ほうれん草などを多く摂るのがおすすめです。また首・手首・足首など、露出しやすい部分は、冷やさないように気を付けましょう。
生理が近づいたデリケートな肌のスキンケア対策とは
痒みや、赤み・ニキビなどが出来やすくなると、スキンケアが大変ですよね。生理が近づいたデリケートな肌には、どんなスキンケア対策をとると良いのでしょうか?
油分の多いスキンケアを控える
皮脂分泌が活発になりやすい生理前は、油分が多いスキンケアを使うと、毛穴が詰まってしまうことも。ニキビを避けるためにも、油分の多いスキンケアは避けましょう。
美容オイルや、クリームではなく、ジェルや、乳液の重ね塗りを行うのがおすすめです。
ハーブや、アロマの香りでリラックス
天然由来の香料が配合された、化粧水や、美容液でのお手入れもおすすめです。女性ホルモンのバランスが崩れると、イライラしがちになります。香りでリラックスしながら、鎮静効果が期待出来るハーブ・アロマで、お手入れしてみては。
- ラベンダー
- ゼラニウム
- カモミール
- ローズ
など、フローラルな香りは、気持ちをリラックスさせて、ゆったりとした気分にさせてくれる効果が期待出来ます。
マッサージで、リンパの流れを高める
血流が子宮に集中しやすくなると、リンパの流れも滞りやすくなります。肌のくすみを目立たなくするには、顔周りをセルフマッサージしてみましょう。
- 頬骨の下を、指で摘む
- 耳の下の窪みを、親指で刺激する
- 耳たぶをゆっくりと、横に引っ張る
など、顔周りの毛細血管や、リンパ節を軽く刺激してみましょう。顔のくすみが気になる時に、ぜひ試してみてくださいね。
「生理時期のデリケートな肌のスキンケア対策」のまとめ
生理前になると、肌トラブルが増える…と感じている女性は多いですよね。
生理前になると
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
という女性ホルモンが、優位になります。
プロゲステロンが活発になると、
- 皮脂分泌が活発になり、ニキビが出来やすくなる
- 角質を厚くさせ、古い角質が溜まりやすくなる
- 子宮を収縮させ、生理や陣痛を引き起こしやすくする
という変化が、肌と体に起こります。
生理が近づいたデリケートな肌には
- 油分の多いスキンケアを控える
- ハーブや、アロマの香りでリラックス
- 顔周りのマッサージで、リンパの流れを高める
という、スキンケア対策を行ってみてはいかがでしょうか。
普段と同じスキンケアをしていても、生理前は肌の様子が変わりやすくなります。生理前の肌トラブルに悩んだ時は、今回の内容を参考にしてみてくださいね。
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