敏感肌の原因と対策方法
刺激に弱い敏感肌の人は、スキンケア選びも大変ですよね。元々肌には刺激を感じにくいバリア機能が備わっていますが、敏感肌の人は、肌のバリア機能が低下しやすい状態と言われています。
刺激に弱くなってしまうと、肌が乾燥してしまう…と困っている人も多いのではないでしょうか。今回はなぜ敏感肌になってしまうのか、その原因と対策方法について、ご紹介します。
普段と同じスキンケアを使っているのに、肌がピリピリする…と悩んでいる人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
なぜ肌が敏感になるのか
肌はいくつも層になっており、表面の皮膚が剥がれ落ちることで、新しい肌へと生まれ変わります。皮膚の表皮部分に、厚さ0.2mm程度のバリア機能が備わっているのです。
肌のバリア機能は
- 外からの刺激を弱め、ダメージから角質層を守る
- 肌の内側の潤いも保ち、水分が蒸発しにくい状態にする
という、2つの働きをもっています。
しかし敏感肌の場合は、肌のバリア機能が何らかの原因によって弱まり、刺激を感じやすく、ダメージを受けやすい状態となっています。なぜ敏感肌のバリア機能は、低下してしまうのでしょうか。原因を見てみましょう。
肌が乾燥している
肌のバリア機能は
- 水分を保つ潤い成分
- 潤いの蒸発を防ぐ皮脂
肌の水分と油分がバランスを取ることで、正常に機能します。
肌が乾燥していると、油分のバランスが優位になり、水分が不足しがちに。
水分が不足しているので、さらなる乾燥を防ごうと皮脂分泌が過剰になってしまい、肌のバリア機能のバランスが崩れてしまうのです。
肌のターンオーバーの周期が乱れている
年齢を重ねると、肌の生まれ変わる周期が遅くなります。30代を迎える頃になると、肌のくすみや、ゴワつきに悩む人も増えてきますよね。
これは、10代よりも古い角質が剥がれ落ちるまで時間がかかっているサインの1つ。ターンオーバーが遅くなることで、角質層にある肌細胞の動きが鈍くなり、水分を溜め込む力が弱まってしまうことも…。
水分を溜め込む力が弱まってしまうと、肌のバリア機能に大切な「水分と油分のバランス」が崩れ、敏感になる可能性が高くなります。
空調など、外からの刺激が強い
夏場になると厳しい暑さになるため、エアコンで室内が冷えていることが多いですよね。冬場になると、暖房で部屋の中で汗をかくほど、熱くなっていることも…。
こうした極端な温度変化も、肌のバリア機能を弱める原因になります。
UV対策を行わずに、紫外線をたっぷり浴びている
紫外線のダメージは、温暖化が進むともに強くなっています。特に「UVA波」は、肌の奥まで届きやすく、肌に強いダメージを与えやすい長い波長の紫外線です。
十分なUVケア対策を行っていないと、紫外線のダメージを受けやすくなり、肌のバリア機能が低下しやすくなります。
敏感肌の対策方法とは
刺激を感じやすい敏感肌の人は、肌トラブルが起こりやすいので、悩んでいる人も大変多いですよね。今度は肌のバリア機能を高める、敏感肌の対策方法についてご紹介します。
クレンジング・洗顔を見直す
スキンケアの中でも、「洗い流す」という工程は肌に大きな負担がかかります。特にクレンジングは、油分の多いメイクを落とすために強い洗浄成分が配合されているため、刺激を感じやすいのです。
また洗浄成分が強いと、肌の保湿に必要な皮脂まで一緒に洗い流してしまう可能性があります。クレンジングや、洗顔を見直すことで、肌の負担をやわらげてあげましょう。
肌のターンオーバーを高めるケアを行う
肌のターンオーバーを高めるには
- 角質ケアを行う
- 汗をかいて汗腺の動きを活発にする
- ターンオーバーを高めるスキンケアを行う
というのがポイントです。
しかし敏感肌の人は、刺激に弱いので角質ケアを行う時は要注意。ピーリングなどで、肌をゴシゴシ擦ると、肌のバリア機能が低下を招いてしまいます。
- 正しいクレンジング・洗顔の方法を身に着ける
- 肌に優しい角質ケアを1週間に1回程度に行う
など、必要以上に肌を刺激しないように気を付けましょう。
「敏感肌の原因と対策方法」のまとめ
肌が刺激に敏感になると、スキンケア選びも大変ですよね。
- 肌が乾燥している
- 肌のターンオーバーの周期が乱れている
- 空調など、外からの刺激が強い
- UV対策を行わずに、紫外線をたっぷり浴びている
このように、敏感肌になりやすい原因は、たくさんあります。
敏感肌かもしれないと思った時は
- 普段のクレンジング・洗顔を見直す
- 肌のターンオーバーを高めるケアを行う
このような対策で、肌の様子を見てみましょう。
敏感肌の原因をチェックしたい時は、今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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