美容オイルの種類と特徴
ドラックストアなどの化粧品コーナーで、「化粧オイル」・「美容オイル」といった名称の商品を見かけたことはありませんか?近年各メーカーから、様々な美容オイルが販売されています。
- クレンジングオイルとは何が違うの?
- 種類がいっぱいあっても違いがわからない…
という人も多いのではないでしょうか。今回は人気急上昇中のスキンケア、美容オイルの種類と特徴についてご紹介します。添加物や、防腐剤など肌に負担がかかる保湿ケアは避けたい…という人もぜひチェックしてみてくださいね。
美容オイルの特徴とは
スタンダードな化粧水や乳液、美容液などと比べると、美容オイルをスキンケアに取り入れている人はあまり多くありません。まずは美容オイルの特徴について、見てみましょう。
美容オイルは化粧品専用のオイルで、食用のオイルではありません。精製度が高く添加物の少ないので、敏感肌の人でも使いやすい保湿ケアです。
その名前の通り、成分のほとんどが油分で出来ていますが、粘度は低くサラッとしたテクチャーで肌に馴染みやすいのが特徴的です。
またクレンジングオイルのように洗浄成分は含まれていないので、スキンケアの仕上げに乾燥が目立つ部分にごく1~2滴使用するだけで、保湿効果が期待出来ます。
特に美容オイルは
- 目元や口周りのシワ対策
- 乾燥しやすい冬場の保湿ケア
- 妊娠線の防止ケア
などに顔・ボディケアの両面で人気が高く、乾燥肌・敏感肌のケアにもよく取り入れられています。
美容オイルは食用のオイルで代用出来る?
美容オイルは食用油に比べて価格が高いので、食用のオリーブオイルで代用しているという人も見かけられます。しかし植物性オイルだからといって、食用油を肌につけるのは要注意。
食用油は美容オイルよりも、精製工程が短く、酸化しやすいという特徴があります。そのため添加物や品質安定剤を加えたり、熱処理を行い、常温でも長く保存出来るように加工されているのです。
食用油を長時間肌につけると、毛穴に詰まり、酸化して黒ずみなどの肌トラブルを起こす可能性も。一方美容オイルは、肌につけることを前提として作られているので、肌トラブルを起こしにくいように、熱処理をせずに抽出し、精製を行います。
そのため美容オイルは、価格が食用油よりも高くなりやすいのです。
美容オイルの種類
美容オイルといっても、ホホバオイルや、スクワランオイルなどたくさんの種類がありますよね。植物性の美容オイルは、植物の種から抽出し、肌トラブルを起こしにくいという特徴があります。まずは代表的な植物性オイルを見てみましょう。
- ホホバオイル・・・ホホバの種子から抽出されるオイルで、熱に強く酸化しにくい特性がある。植物性のオイルの中でも、人の皮脂に近い成分で出来ているので肌に浸透しやすい
- セサミオイル(ごま油)・・・ごまから抽出されるオイル。ミネラルや、オレイン酸・リノール酸などエイジングケアに欠かせない栄養素がたっぷり
- オリーブオイル・・・オリーブの実や種子から抽出されるオイル。ビタミンE・ビタミンA・オレイン酸などを豊富に含み、サラッとした肌馴染みの良いテクチャーが特徴
この他にもビタミンE含有量が豊富なアボカドオイルや、ココナッツオイルなどがあります。
一方動物性のオイルは、皮や皮脂を抽出し精製して作られます。人の皮脂成分と近い性質をもっているので、植物性のオイルよりも肌に馴染みやすく、さっぱりと使えるのが特徴的です。
- スクワランオイル(動物性)・・・鮫の肝油から抽出されるオイル。人の皮脂膜がもつ成分と同じ構造をもっているため、とても肌に馴染みやすい
- 馬油・・・馬のたてがみや脂肪から抽出したオイル。α‐リノレン酸や、セラミドなどを豊富に含み、肌の新陳代謝を高める
美容オイルは上記のオイルを、複数配合しているものもあります。オイルによっても肌馴染みが異なるので、自分の肌に合った使いやすいテクチャーのものを選ぶことが大切です。
美容オイルの種類と特徴まとめ
美容オイルは油っぽくベタつく…というイメージがある人も多いですよね。しかし天然成分が多く、栄養価の高い美容オイルは肌馴染みが良く、潤いを肌に閉じ込めしっとりと導いてくれます。
またよく肌の上で伸びるので少量でも顔全体をカバー出来、スキンケアにかかるコストを節約したい時にもぴったりです。乾燥や肌荒れに悩んだ時は、今回ご紹介した栄養たっぷりの美容オイルを普段のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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