
お肌の老化の原因「活性酸素」について
年齢を重ねると、気になってくるのが「肌の衰え」。シワ・シミが目立ってきたり、ハリが減ってきた…と感じることはありませんか?今回は肌の老化を引き起こす原因の1つ、「活性酸素」について調べてみました。
- 若い頃と比べると肌のくすみが目立つ…
- 日焼けの跡がなかなか元に戻らなくなった…
と感じている人も、ぜひ「活性酸素」をチェックしてみてくださいね。
目次
活性酸素とは
「活性酸素」は、体や肌によくない影響を与えるイメージが強いですよね。まずは活性酸素の役割について、見ていきましょう。
活性酸素の役割
活性酸素は、体内に細菌やウイルスが侵入した際に、撃退してくれる役割をもっています。活性酸素は、「体を守る」働きがあるのです。細菌やストレス物質を「酸化」させることで、体内で悪さが出来ないように弱らせてくれます。
また細胞分裂を促して、ダメージを受けた部分の修復を促す効果も期待出来ます。怪我や、風邪をひいた時など、体が弱っている時には欠かせない成分ですね。
しかしなぜ良い働きを持っている活性酸素が、「老化」の原因の1つになってしまうのでしょうか。
増えすぎると細胞を攻撃してしまう
活性酸素はストレスや、紫外線のダメージ・たばこなど、身近な要因でも増殖します。一定量が体内にある分には良い影響を与えてくれますが、活性酸素が増えすぎると周りの細胞を攻撃してしまいます。
ウイルスや、細菌ではない細胞も「酸化」させてしまうので、悪いイメージが浸透しているのです。
活性酸素が増えてしまう原因を知ろう
活性酸素は体内の細胞だけでなく、肌の細胞にも影響を及ぼします。活性酸素が増えると、肌本来の潤いを維持する力が弱くなり、ハリ・弾力が減少してしまう可能性も。
活性酸素が増えてしまう原因を見てみましょう。
身近な生活習慣で活性酸素が増えることが多い
増え過ぎると細胞に悪い影響を与えやすい活性酸素ですが、どんな原因で増えてしまうのでしょうか。
活性酸素は
- 紫外線
- たばこに含まれる化学物質、タールやニコチンなど
- ストレス
- 食品添加物
…など身近な生活習慣が原因で、簡単に増加しやすくなります。特に肌細胞の老化と深く関わり合いがあるのが、紫外線です。
紫外線と活性酸素の繋がりとは
紫外線も活性酸素も一定の量であれば、肌への悪影響を避けることが出来ます。しかし紫外線の量は、年を通して、年々強くなっているので肌への影響も大きいですよね。
たくさんの紫外線を浴びると、肌ダメージが多くなり、活性酸素が生み出される量も多くなります。活性酸素が増えることで、肌細胞は紫外線のダメージから皮膚を守ろうとしますが、それが肌の老化へ繋がってしまうのです。
たばこが肌に与える影響とは
「喫煙は肌に悪い」と言われますよね。その理由には、たばこに含まれている化学成分が関係しています。たばこに含まれる「ニコチン」・「タール」などの化学成分が、体内で分解される時に「ビタミン」を必要とします。
ビタミンは、活性酸素の増加を防ぐ、高い抗酸化力が期待出来る栄養素。不足すると活性酸素が活発化しやすくなるのです。たばこをたくさん吸う人ほど、シワやシミが多いのは、体内のビタミン不足が関係していると言えるでしょう。
心理的ストレスも活性酸素を活発にさせる
近年のスキンケア業界では、「心理的ストレスも美肌と深く関係ある」と考えられています。肌ストレスに着目した、美肌成分が配合されたスキンケアも販売されている程。
心理的ストレスは、紫外線やたばこのように目に見えるものではありません。肌に影響を与える…といってもピンとこない人も多いですよね。心理的ストレスを長時間受けると、血管が収縮し、皮膚の温度が下がりやすくなります。
皮膚の温度が下がると、刺激から肌を守るバリア機能が低下してしまい、外からのダメージがどんどん肌の奥へ行き渡り、活性酸素も増えてしまうのです。
活性酸素は特別なもので増えるのではなく、普段の何気ない日常生活の中でも増えやすい状態にあるのですね。
お肌の老化の原因「活性酸素」についてまとめ
肌の老化の原因と言われている「活性酸素」ですが、ウイルスや細菌から体を守ってくれる大事な役割を持っています。老化を招いてしまうのは、活性酸素の量がポイント。
- 紫外線
- たばこ
- ストレス
- 食品添加物
など活性酸素が増えやすい原因になっているものは、何気ない日常生活の習慣にあります。特に喫煙が習慣的になっている人は要注意。活性酸素の増加を防止する、抗酸化パワーのある「ビタミンが不足しがちです。
またストレスを感じやすい時も、活性酸素が活発化しやすいと言えるでしょう。エイジングケア対策や、お肌の老化が気になった時は、今回ご紹介した「活性酸素」の特徴をぜひ参考にしてみてくださいね。
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