リップクリームとリップグロスの違い

唇につけるリップ商品と言えば、

• リップクリーム
• 口紅
• リップグロス・・・など

たくさんの種類がありますよね。なんとなく使っていても、しっかりと違いを意識して使い分けている人は少ないのではないでしょうか。

今回は混同されやすい、リップクリームとリップグロスの違いについてご紹介します。

• リップクリームはグロスの代わりに出来る？
• グロスとリップクリームに大きな違いがあるの？

と気になった人もぜひチェックしてみてくださいね。
 

 

リップクリーム・リップグロスのそれぞれの特徴

最近ではツヤのあるリップクリームや、美容効果のあるリップグロスなど、多様化しています。ツヤ感や、色など違いがわかりにくい…という人も多いのではないでしょうか。

それぞれの特徴を比べてみましょう。

リップクリームは、基本的に「唇のケア」に使うもの

リップクリームは、本来唇を乾燥から守るために作られたアイテム。今では色つきタイプが主流になっていますが、あくまで「リップケア」を前提に作られています。

口紅よりも色づきは薄いので、ナチュラルメイクを楽しみたい人に人気がありますよね。唇の潤いを守ることに重きを置いているので、リップクリームは天然由来の油分が多いのが特徴的です。

グロスよりも粘着性が高く、ピタっとラップのように膜を張って潤いを閉じ込めて保湿してくれるというもの。色つきリップクリーム以外は、「乳白色」のように半透明の色がついたものが多いです。

ちなみにリップクリームは「和製英語」で、英語では「リップバーム(Lip　Balm)」と言います。

リップグロスは、「リップメイク」アイテム

リップグロスの「gross(グロス)」は、ツヤ・輝きという意味を持っています。ツヤをプラスすることで、光沢のある瑞々しい唇へ演出してくれる効果が期待出来るのです。

色つきのグロスでも、色が薄めのため、リップ美容液・リップクリームと混合しやすいですよね。最近では美容成分が含まれたリップグロスも多く、リップケアと間違われやすいですが、あくまで「リップメイク」アイテム。

ラメやパール粒子など、配合されている成分によって、クレンジングも必要となります。
 

 

リップクリームとリップグロスの違い

先ほど挙げたそれぞれの特徴を見てみると、

• リップクリーム・・・リップケアアイテム
• リップグロス・・・リップメイクアイテム

と使い分けることが出来ます。

またどちらもオイル成分が配合されていますが

• リップクリーム・・・乾燥から唇を守る効果が高い
• リップグロス・・・唇のツヤや、光沢を出すための効果が高い

とそれぞれ唇への効果も変わってきます。こうして目的に合わせて、リップクリーム・リップグロスの特徴を比べると、使い分けやすくなりますね。

リップクリームはグロスの代わりになる？

粘度が高く、パール粒子などツヤ感のあるタイプのリップクリームは、グロスのように唇に光沢を演出してくれます。上記のようなタイプのリップクリームは、口紅の上から塗ってグロスの代わりに使うこともOK。

しかし油分が多いので、左右にグイグイと擦ってつけると、唇がとれてしまうことも。チューブ型のリップクリームの場合も、スティック型も専用のリップブラシを使うのがポイント。

まずリップブラシで、クリームをとります。次に点々と置くように、唇に重ねて下地の口紅にツヤを与えます。あまり強く擦ると、口紅が落ちてしまうので要注意。ポンポンとクリームを置くように、軽く馴染ませましょう。
 

 

リップクリームとリップグロスの違いまとめ

リップクリーム・リップグロスを使い分けるには、それぞれの特徴を見てみるのがおすすめです。しかしリップクリームは種類が豊富で、保湿以外にも色つき・UVケアなど、たくさんの機能性をもったタイプが各メーカーから販売されています。

一方リップグロスも、唇に負担がかかりにくいように、美容成分が配合されたものが多いですよね。それぞれの境界線がわかりにくいので、使い分けが難しい…と感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかしあくまで

• リップクリーム・・・唇の潤いを守る保湿ケア
• リップグロス・・・ツヤや光沢など唇を魅力的に見せるメイクアイテム

と目的が分かれています。

• たくさんあって使い分けがしにくい…
• 美容成分が含まれていれば、リップグロスだけで保湿出来るのでは…

と疑問を感じた時は、ぜひ今回の内容を参考に使い分けてみてはいかがでしょうか。