クレンジングの役割

メイクや日焼け止めを落とすには、クレンジングが必要ですよね。毎日習慣で行っていても、「なぜクレンジングでメイクが落ちるのか」までは意識していない人が多いのではないでしょうか。

クレンジングと洗顔のはっきりとした違いがわからないまま、何年も同じものを使ってしまうことも…。今回はメイク落としに欠かせない、クレンジングの役割についてご紹介します。

メイクにはなぜクレンジングが必要なのか、その理由をぜひチェックしてみてくださいね。
 

クレンジングの特徴とは

肌についた汚れを落とすという点では、クレンジングも洗顔も同じ部類に入ります。しかし洗顔だけでは、メイクをしっかりと落とすことが出来ないですよね。

洗顔で落とせないメイクがクレンジングでしっかりと落ちるのは、「油分を含んだ肌の汚れを落とす」という特徴にあるのです。

クレンジングは主成分が油分で出来ている

クレンジングがメイクとよく馴染むのは、油分が多く含まれているためです。メイクは汗や水で簡単に落ちないように、油性の成分を多く含んでいます。

油に水で落とそうとしても、弾いてしまいますよね。油分の性質をもつメイクに、クレンジングを馴染ませることで肌からメイク汚れを浮かせることが出来るのです。

しかしただ油分同士を混ぜただけでは、お湯で濯いでも弾いてしまい流すことは出来ません。クレンジングには「界面活性剤」という成分が、油分とともに含まれています。

この界面活性剤がメイクを馴染ませた油分と水分を混ざりやすくさせ、お湯でも油分が落ちやすいように「乳化」状態に導いてくれるのです。

ここではクレンジングでなぜメイクが落ちるのかという点に触れましたが、今度はクレンジングの役割について見てみましょう。

クレンジングの役割について

クレンジングには

1. メイク落とし
2. 毛穴に詰まった皮脂や角栓を取り除く

という2つの役割があります。

皮脂や角栓も油性なので、クレンジングを肌に馴染ませると落ちやすくなるのです。洗顔でいくら泡をたくさんつけてゴシゴシ擦っても、油性の皮脂は毛穴から取り除くことは難しいですよね。

洗顔は古い角質や、汗・肌についた埃・花粉など水に溶けやすい汚れを落とすのに適しています。クレンジングは油分を多く含む特徴があるので、メイクだけでなく、皮脂汚れも浮かせて洗い流すことが出来ます。
 

 

W洗顔で1日のメイクや肌の汚れをきれいにしよう

疲れた夜はクレンジングと洗顔のWケアが、面倒に感じてしまう人も多いですよね。しかしW洗顔はクレンジングで落とし切れない古い角質や、汗などの汚れをケア出来るので、肌についた1日の汚れをきれいな状態へと導いてくれる美肌に欠かせないお手入れ方法です。

特に夏の暑い時期は、汗をかいてメイクが崩れやすくなっている上に、埃がつきやすいのでクレンジング・洗顔の両方のケアでしっかり肌を清潔に保ちましょう。

クレンジングは油分の多いメイクを浮かせて水で洗い流してくれますが、オイルタイプのクレンジングや、クリームクレンジングなどは油分が多いのでクレンジングの成分が肌に残ってしまいがちです。

W洗顔が不要という表示があるクレンジングを使っても、クレンジング後に肌がヌルついている…と感じる時は、洗顔もセットで行うのがおすすめです。

クレンジングの役割がわかると、W洗顔の意味も活きてきます。クレンジングの油分が肌に残ったままだと、ニキビや肌荒れの原因にもなることも…。

また洗顔だけで油分の多いメイクを落とし切るのは、難しいことがわかりますよね。それぞれの特徴を踏まえて、毎日のクレンジング・洗顔を行ってみましょう。
 

クレンジングの役割まとめ

クレンジングを肌に馴染ませると簡単にメイクが落とせますが、メイクオフが出来る理由まで意識したことがない人も多いですよね。洗顔だけで無理やりメイクを落とそうとして、肌荒れしてしまった…という話も聞かれます。
クレンジングには

• 油分の多いメイクを肌から浮かせる
• 浮かせたメイクを乳化させお湯でも洗い流せるようにする
• 皮脂や角栓を毛穴から取り除きやすくする

という役割があります。

洗顔は古い角質や埃・花粉・汗など水性の汚れを落とすのに適しているので、それぞれの役割を意識すると肌のお手入れをしやすくなりますね。

肌荒れやニキビなど肌トラブルに悩んだ時は、クレンジングの役割を思い出して肌に負担がかかり過ぎていないかチェックしてみるのがおすすめです。

 
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